white copy papers*

ここ数年はカレンダーや手帖を買うのは止めて、専ら大学ノートで日程などを管理している。通年のカレンダーも必要はあるので、ネットで暦を調べて、毎年年末に来年の通年カレンダーを作ることにしている。
　ノートの日程表も週区切りで管理しているので、こちらも曜日を基準にして月々の日付けを振っている。土日や祝日をボールド体で表記し、下段には各月の祝日と、二十四節季なども記載している。
　まあ、書いてあるだけで意味の判るものはあまりない。毎年見ているうちにそういう季節感を感じられるようになれば結構なことと、そんな具合。
　A4 サイズでプリントして、いつもクリアファイルにはさんでいる。

冬至と夏至、惑星の公転とか極限の回帰線とかロマンがあるなあと、私は一年のうちでこの二日がとても好きです。踊ったりはしないですが。
　意味合いとしてはほぼ同じ春分と秋分は、何故かそんなにワクワクしない。祝日で優遇されているからか？　判官びいきか？

平成十九年はどのような年であったか忘れたが、めづらしく年賀状が幾つか届いた。有り難いので返信しようと思ってゐるうちにだらだらと月日は過ぎ、これまたどのようないきさつかは忘れたが 葉月の八日と、末広がりの好日に図案は出来上がった。
　そうしてだらだらと月日は過ぎるうちに結局誰にも返信せずに平成十九年は暮れた。

ベトナム伝説。（つづき忘れた）
　ある人のベトナム旅行記をネットで読んでいた平成十六年の夏の私は学生で、相模原のボロアパートに暮らしていた。その旅行記の乾いた風に感化され、私も俄然、ベトナムへ行ってみたくなった。しかし、行きたくて行けるものでもない。お金もない、旅券もない、夢も希望もない。私はナイナイ尽くしだった。
　そこで私は、アパートの自室をベトナム領とすることで、日常生活を送りながらベトナムに滞在することにした。ベトナム全図と国名を印刷した紙を自室のドアに貼付け、弥生荘の東 2-2 号室はベトナムとなった。私は弥生荘が取り壊されるまで、ベトナムに滞在した。

上はベトナムグラフ二作目。一作目は地図流用の著作権アウト。
　これを書いている平成二十一年春、私は未だ相模原のベトナムの他に行ったことがない。二十代のうちにひとりで海外を歩いてみたいが、見通しはない。深夜特急は読んだ。
アムヘンさんの ベトナム旅行記

美術大学を卒業したのに、どうも絵が描けなくなっているような気がしていた。今思えば、描けなくなったわけではなく、もともとそれほど上手くなかったようだ。簡単にスケッチ程度でも描くようにしようと、平成十七年頃からぼつぼつやっている。

人間の顔などは描いていて楽しいので、ついさらっと描いてしまうが、気付いたらスケッチブックは人物ばかりになっていた。
　いかんなーと思い、自動車を描いてみた。雑誌の写真の模写だが、形状は勿論、カラー写真の階調表現をボールペン一本でどうするかなど、対象を細かく観察することでとても頭を働かせることができ、描いていて楽しかった。
　しかし以後も、やはり人物が多くていかんなー。ハッチバックってかわいいよね。