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ターナーから印象派へ
岡山県立美術館

鑑賞
Oct. 24. Sat. 2009

絵画鑑賞などをして文化人気取りを試みた。訪れた土曜日の美術館は、文化人で溢れかえっていた。
「写真みたいねえ！」「上手ねえ！」と、貴婦人の一団が口々に絶賛し合っていた。また別所では二人連れの御婦人方による「背が高いのねえ、何センチあるのかしら」という謎の批評も耳にしたが、後々に思えばそれは私のことだったようだ。教えて差し上げましょう、184 cm です。ちなみに体重は現在 63 kg です。
　強制的に連行した友人の作曲家 K は常設展示に於いて、中学生時分に書かされた感想文の題材とした絵画と十数年ぶりに再会をし、画面の中の白い仮面と遠い目をして語り合っていた。
　やはり休日の美術館はエキサイティングだ。デカルチャー！

ターナーと言えばアクリルガッシュ、印象派と言えばモネモネゴッホゴッホのびしょびしょ色彩マジックという程度の予備知識で臨んだために展示作の写実性に（勝手に）驚いたが、美しいものを観ることに何の問題があろう。うんうんと頷きながら充分に文化人気取りを堪能した。
　〆は美術館至近の喫茶城下公会堂で、K と煙を吐きながら藝術論を交わし、これ以上もない文化的な土曜午後であった。

最初なのでいろいろ書きましたが、要は転載転用 O.K. ということです。WEB で使うなら 貝* へのリンクと CC BY-SA の記述を添えていただければ、というくらいです。

何か別事に使用できるほど汎用性のある作品群とは思いませんが、一応こういう姿勢であると、そういうことです。

お気付きの方もおられらるれるれるでしょうか。
　昨晩より 白紙手帖 は クリエイティブ・コモンズ を導入しております。

クリエイティブ・コモンズとは何ぞやというあたりのことはリンク先を参照していただきたいのですが、緩めの著作権と言いますか、自己の作品について権利を主張する範囲を決めて、あとは誰でも好きにして〜ということかなと解釈しております。
　条件の組み合わせにより、ライセンスにはいくつかのパターンがあるのですが、白紙手帖 では、表示 - 継承（ CC BY-SA ）の方針を採っております。（ただし引用箇所は引用元の著作権が優先されます。）

「表示」とは、作品を転載する場合などに著作者名などの情報を明示すること——　「継承」とは、作品を改変して発表する場合にもライセンスを継承すること——　それら条件を作品の二次使用者に義務づけています。
　逆にそれさえ守れば、勝手にブログに転載しても、複製して街にバラまいても、めちゃくちゃに改変して自分の作品の素にしても、何らかの商売のダシにして大儲けしようと構いません。その代わりサイトの存在や URL をちゃんとクレジットしといてね〜、という方針を示しているわけです。たぶんそういうことだと思う　笑
（ちなみにクリエイティブ・コモンズには、営利利用を禁じる「非営利」や、作品の改変を禁じる「改変禁止」の条件もあります。白紙手帖 ではいずれも採用しておりません。）

さて、導入の結果どうなっていくのか、何か不都合はないのかと考えているのですが、シミュレーションがもやもや。でも、たぶんだいじょうぶ……
　仮に作品を気に入って何らかに転用してくださるステキで奇特な方がいらっしゃれば、それだけ自作の人目に触れる機会が増えるということになります。貝がパカパカするだけで閑古鳥はホケキョのサイトの内側で権利ばかり守っているよりも良いだろうという考えで導入したものです。
　作ったものは見てもらうことが第一ですから。

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