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学校の生徒手帳を作る会社でアルバイトをしていた。古い学校の校舎を改装した社屋で、部屋割りや板張りの廊下などの雰囲気にその名残があった。決まった時間のお昼休みがあり、お茶の当番があり、仕事も学校のようだった。
秋から冬にかけて送られてくる原稿を元に、改訂箇所の確認やゲラの校正をした。世の中にはいろいろな校則があるのだなと、丸刈り頭の21世紀少年を想ったりした。
その社屋はいつの間にか取り壊されたようで、今はもうない。
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休憩の喫茶店でジャケットの袖の釦が全部外れているのに気付いた。クリーニング屋さんが全部外して洗って呉れたのだろう。誰も見てはいないであろうが、朝からずっと袖をぺらぺらさせていたと思うと無様だ。
ひとつずつ留め直しながら、しかし本切羽の満足感はいいものだと思った。
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プリンターを新調してから……と云っても買い替えてからもう7年目なのだが、めっきりプリントミスが減ってしまって寂しい思いをしていた。給紙機能がすっかり洗練されてしまい、常時監視をする必要がなくなった。100枚の印刷指示を出したまま仮眠もできるしコンビニにも出られるようになった。寂しい。
それでも近頃は、酷使が祟ってか稀に給紙エラーを起こすようになった。
左は昨年8月の作品。2段目の本文と脚注上部の、正しく刷られていそうで微妙に傾いてしまい、中途で正常に戻るラインで一気に歪みが現れるところはとくに趣深い。また若干派手目ながら、折りシワに重なった部分が完全にズレて印刷されているところも味わい深い。
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重力と恩寵
著 : シモーヌ・ヴェイユ | ノート集 1940–1942年
ちくま学芸文庫
Oct. 25– 未読了
巡回先で度々目にする名前で気になっていたので読んでみたが、1/4ほど読んだところで止めた。どんなにつまらなくても読み始めた本は終わりまで読むことを課しているので、つまらないから止めたのではない。ヴェイユの理想とする生き方と、僕の理想とする生き方が相容れないように感じられたから。
もちろん、自分と異なる思想を知るのは悪いことではないはずだが、一節ごとに反感含みの疑問が生じ、特に「神」を中心に語られる理屈は僕の世界観からは飛躍としか思えず、ついて行けない感じがしたのだし、ついて行く必要もないのだし、で、止めた。
とはいえ巡回先で目に止めて記憶して、本まで購入したのだから、何かが引っかかったのは確かで、とりあえず栞はそのままにしておこうと思う。8年のブランクの後に頭に浸透した本もあったわけで。
それでも中途で止めたものはあった。小松左京の「さよならジュピター」で、理由は「あまりにもつまらなかった」から。それでも上巻は読み切った。
8年のブランクで読み切ったのは、A. カミュの「シーシュポスの神話」。
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blue, blue age
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駅の近くに小さな古本屋があって、立寄って何か買って帰った。何を買ったかは忘れたが、どうせ100円か200円の文庫本だろう。
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一体どういう心境だったか、おそらくただなんとなく、橋本から相模原線で京王稲田堤まで行き、多摩川に辿りついた。
具体的な用事がなかったのは間違いない。
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最近肩こりが気になるケイちゃん。
趣味はテニス。
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ラ・ラ・ランド/LA LA LAND
監督 : デミアン・チャゼル | 映画 2016年
イオン・シネマ
May 2, Tue., 2017 鑑賞
ミュージカルというものに抵抗感があったのだけど、観てみれば気にならなかった。歌って踊ってをさらに演出するカメラワークなどが振り切って、プラネタリウムで宇宙まで飛んで行くバカバカしい映像にも押し負けてしまって全然悔しくなかった。楽しいときって、あんなものだ、と思う。
物語も、苦みがあって良かった。そういうものだ、と思う。
愉快な気分になったので、しかし踊る相手もいなかったので、真夜中の映画館からまっすぐ駅前のサイゼリヤに入って、500mlデキャンタ白で自分も la la land へ突入した。
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尾崎翠(ちくま日本文学004)
著 : 尾崎 翠 | 短編集 1919–1933年
筑摩書房
地下室アントンの一夜/第七官界彷徨/途上にて/アップルパイの午後/花束 他
Apr. 12–Sep. 29, 2014 読了
「そんな幸福を、僕は、思って見たためしがない。僕は旅行に行ってしまおう」
「第七官界彷徨」より
尾崎翠という作家を知らなかった。ある日一緒にお茶を喫みに行ったF嬢が文庫本の作品集を貸してくれた。たぶん、僕が蘚を育てていたからだろう。
短編集のそれぞれ独立した物語に通底する詩情と幻想とユーモアは、心地良い香りがした。花とか、花とか。妹の書棚の少女漫画を盗み読んでいるような、若干の背徳。(妹はいないし少女漫画も読んだことはないけど)
そんな邪も含め、僕には良かった。
僕が好きだった、今はもうないテキストサイトのタイトルが、掲載作からのフレーズを引いたものだと判ったのも良かった。
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仕事の打合せで東京まで出かけた。直接話を訊かないと解らない気がしたので、出張から戻るタイミングの担当者を捕まえて品川で落ち合うことにしていた。
僕には少し背伸びが過ぎる案件のような気がしていた。
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17時に品川で降りて、駅前のビルの飲み屋で打合せをして、3年ぶりの東京を歩くこともなく20時半の終電で帰った。新幹線の加速で酔いが回り、指定席を放棄して岡山までトイレで吐いた。
それは去年のこと。仕事は終わって、商品も出た。夏の雲がモクモクしていた。
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新年あけましておめでとうございました。
本年ももうちっとだけ続くんじゃ。よろしくお願い申し上げます。
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