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おれはへへへと笑ったかも知れない。思った通り、煙草の煙はだんだんくさくなってきた。
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アパートの前の道をスーッと自転車で過ぎて行った女子。
あんまり格好良かったので 1ミリ秒で脳に刻まれ、模写の具に。心当たりあったら連絡ください。
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note
ヒューストンからメールが来ているのは知っていた。返事どころか開封すらしていないのに定期的に送られてくるところをみると、もしかするとかなり困っているのかも知れない。こちらとしてはもう、関係のないことだ——そう思っている。思っているのだが。
三次選考をパスできなかった僕は、半年ほど未練がましく米国に滞在していたが(もちろん宿舎は追い出された)、ある晴れた日に立ち寄ったケープ・カナベラルで発射サイトを見上げたとき、真っ青な乾いた空が妙に美しく思えた。それで諦めがついた。帰国することにした。
落第通告の直後に実家に届いていたという NASA からの通知には、あまりにも大きく disqualification(不適格)と印字されていた。僕はそれを見て、笑った。
三年ほど昔の話だ。今は地元の岡山で貝の養殖を手伝いながら暮らしている。金銭的な余裕はないが、時間的にはのんびりとしたもので、これはこれで悪くないと思っている。貝が吐く泡粒を眺めながら、成績の悪かった閉鎖空間実習を思い出すときもある。「こいつらは、あのときの僕に似てるな」
ヒューストンからのメールは開封こそしていないものの、内容についてはおおよその見当がつく。パイロット候補の補充だ。そしてその理由も知っている。昨年からの欧州経済の不安定化の煽りをうけて南欧諸国の宇宙開発予算が削られたために、欧州のパイロット候補生が何人も派遣中止となったのだ。僕はそれを、一緒に訓練したフェルナンドとアロンソからの手紙で知っていた。彼らは、僕のように諦めがついただろうか。
メールは相変わらず未開封のままだ。ただ僕は、先週から筋トレを始めている。ヒューストンの宿舎で毎日やっていたプログラムだ。いや、正確には一緒なのは順序だけで、回数も負荷強度も訓練生時代には遠く及ばない。しかし、何故か、やらざるを得ない気分に支配されている。
回数や強度が一致したら、どうするのだろう。それは、そのときに考える。
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blue, blue age
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blue, blue age
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blue, blue age
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