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共同課題のメンバーは実家住まいが多く、好き勝手にできる部屋を借りていたのは岡山出身の僕と札幌出身の O さんだけだった。橋本駅へのアクセスや、古いながらも広かったことなどから、僕のアパートが主な会議場となった。
ビールケースの上にサブロク板を載せて、大きな模造紙を囲って、食べて飲んで吸って吐いて、課題の終盤には各人所有の Mac(ポリタンク)とプリンターを持ち寄ってプレゼン作成などなど。
“たまり場”となることを恐れて、上京したての頃は大学から少し離れた町田に部屋を借りていたが、学校至近の橋本に移って“たまり場”の主になってみれば、それはそれで悪いものではなかった。解散して誰もいなくなった部屋を片付けるのに、僅かながら寂寥感があったのは確かだった。
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I'm a member of Anti Mobile Phone Union.
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小ねずみくんと焼きソーセージくんといっしょに、今日は美術館へ行った。地元の作家さんの回顧展で、たった¥350 でたくさんきれいな抽象画を観られて良かった。そのあと入った喫茶店で、通りに面した窓際のシートに三人並んで座り、とても画にならなかった。楽しく明るい話をと思って各々がそれぞれの活動を披瀝すると、それはなぜかいつも景気の悪い話になっており、みんな死んでしまいました。
来月から始まるジェームズ・アンソールが楽しみだ。
input for output
「残響」岡野耕三回顧展
岡山県立美術館
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いつだったか、再びここを通りかかったときにはもういなくなっていた。鎖も餌皿もなくなって、ただの曲がり角になっていた。初めて見つけたときから、これっきりかなと思っていたんだ。
今も憶えている人は誰かいるかな。どこから来たのか尋ねてみたかったけど、あいにく言葉がわからんのでね。おれは写真を見れば思い出すよ。乾いた冷たい日のことも。
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スノウホワイト
諸星 大二郎 著 | 漫画短編集 2003年 - 2006年
東京創元社
スノウホワイト / 小ねずみと小鳥と焼きソーセージ / コルベス様 / 金の鍵 他
Jan. 16 – 19, 2013 読了
——というわけで
またしてもみんな死んでしまいました。
“またしても”とある通り、みんな死んでしまうお話が目白押しの一冊。しかもそのいずれに於いても教訓などは見当たらない。
冗談なのか本気なのか判らない不気味でドライな作風でアレンジされているのは諸星氏の持ち味だが、原作原案のグリム童話もなかなか狂っていてすばらしい。
世の中の物語——とくに子供が触れるようなものでは顕著だが、その多くは因果に基づいている。例えば、悪は滅び、善は栄え、苦労や努力は報われ、人を呪わば穴ふたつといったように。
だが現実はちがう。ふつうの善良で無害な人物が、ある日自動車に轢かれて死んだりする。そういうものだ。
とにかく不条理に満ちたグリム童話というのは、子供たちに対しておべんちゃらで誤摩化さず、「現実はこのとおりムチャクチャなのだから心して今日を懸命に生きなさい」と、親切に示してくれているのではないだろうか。まあ、子供の頃からそんなこと言われても困るよね。
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