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今日、スーパーマーケットでドラゴンフルーツが積んであるのを見かけた。
ドラゴンフルーツといえば、学生時代に同じボロアパートに暮らしていたお隣大学のKくんが、東南アジアのどこかへ旅行した帰りに密輸してきたものをアパートの学生仲間で分けて食べた思い出がある。
はっきりとは憶えていないが、キウイと似たような味と食感だった気がする。そのとき以来一度も口にしていないし、特に食べたいと思ったこともないが、10年前に密輸していたものが地方のスーパーにごろごろ転がっている様は可笑しかった。
上記の回想はコンマ1秒の閃き。ドラゴンフルーツの山には立ち止まることもなく一瞥して通り過ぎ、目的のクイックルワイパーを探したが品切れで、何も買わずにスーパーを後にした。TSUTAYAに新入荷された「惑星ソラリス」を借りて帰った。
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恋する惑星 | 重慶森林 / Chungking Express
監督 : ウォン・カーウァイ | 映画 1994年
Oct. 27, 2013 鑑賞
フェイちゃんかわいいの一言に尽きる。
一度観てとても気に入ったのだけど感想を文章にするのは難しい。ただ心地よい風が通り過ぎたような感じだ。映像からは香港の猥雑な空気がぷんぷん匂う。作業のバックグラウンドでディスクを回し続けているが、音声だけ聴いていても愉しい。
村上隆みたいな軽食スタンドの主人が全編通じてなかなかスメリーな存在感を放つが、やはりフェイちゃんかわいいの一言に尽きる。
「恋する惑星」という邦題はなんだか甘すぎるような気がするのだけど、観ているとやっぱり“恋する惑星”か、と思う。
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3月2日のこと。街に出ていたところ知人にばったり会い、その流れで飲みに行くことになった。知らない方も含め数人が合流し、その晩はなんだか楽しく飲んだように思う。
帰宅した後、それとも数日後だったか、大切なことを忘れていたことに気づいた。そしてやはり、慣れて、鈍麻してしまうのだと知った。
別の話。東京へ行こうか迷っていた。東横線の渋谷駅が3月15日を最後に地下へ移るというニュースを、だいぶ前に目にしていた。となると、そのうちあそこはなくなるのか——つまらない動機だと思う。ついでになるような他の用事もなかった。仕事や個展の準備で日程が詰まっていたし、行って帰るだけでもそれなりの金がかかる——つまらない理由だと思う。
行ったところでどうということもなく、ただくたびれて帰ってくることになるだろうが、行かなかったなら行っておけば良かったと思うのは間違いなかった。
往復のバスを予約して、すぐに代金を支払った。こうして強制力を働かせなければ動けそうになかった。4年ぶりの東京だったが、深夜の高速バスを想うとただ憂鬱だった。
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大きなデザイン博覧会のようなものに、大学の同期生のみんなと一緒に招待されていた。学生時代の卒業制作が会場の一画に並べられており、そこで各自プレゼンをするということになっていた。卒業式以来という面子も集まっており、プレゼンといっても卒業審査のような緊迫感はなく、作品の簡単な説明のあとはごく自然に、卒業後の取組みや近況の報告といった流れになっていった。
中退した H も来ていた。H には卒業制作の作品が無かったが、順番がくると学生時代と同じ明るいノリで近況などを語り始めた。「K くん以外はみんな、ラーメン足りてる?」H を囲んで話を聴いているみんなの後ろでご当地名物のラーメンを食べていた K を見つけるとそう言って、みんなを笑わせた。
「じゃ、そろそろやるか」と言って、おもむろに H がみんなの輪の中央に進み出て、ヴァイオリンの弾き真似を始めた。それが始まると、ラーメンをすすっていた K が口をもぐもぐさせながら「もうやるのか」と寄ってきて、彼はピアノの弾き真似をしてテーブルを叩いた。
どちらも弾き真似なのにはっきりと音が聴こえ、そしてそれは聴いたことがないはずなのに懐かしいような、すばらしい音楽だった。
ここで目が醒めてしまった。まだ暗い今朝のこと。
僕の夢は無音(会話などは何故か通じる)が多いので、音を感じたのは珍しい。
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