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あなたは今、どこら辺を歩いていますか?
そこには、あなたが歌った音楽は流れていますか?
行き先はどっちだろう。音楽は…。
音楽は今でも流れてます。
あなたがたぶん居ない場所でも。
Walkin in the rhythm Walkin in the rhythm ∞
何年ぶりだか判らないくらい久しぶりに引っぱり出した
Tokyo No.1 Soul Set 「9 9/9」のライナーより
2014年9月28日の引用メモ
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アルバイトに出たものの仕事はなかった。きれいな秋晴れの午後だったから、上長に願い出て早退した。カメラを持って街を歩いても良かったし、自宅へ帰って有意義な自分の仕事をしても良かった。
月曜の街は、午休み風のオフィスマンが行き交っていた。罪の味がした。
月曜、平日、東京へ行こうと思いついた。日曜は休みの、十九時には閉まる、「喫茶東京」。……2014.09.29
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紅茶の香りの文学を読み終えた午後。
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陽水「どうも、井上陽水です」
——((知ってる))
陽水「(「氷の世界」の出た)40年前、どうしてましたか?」
——((生まれてません))
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「自由って、単にソーセージの種類が増えることなのか、それを買うための金を持つことなのか。そんな自由ならいらなかった」
Globe No. 128, スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ,
「La Fin de l'homme rouge(赤い人の終焉)」より
2014年9月10日のメモ
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あたしは25年間、自分は何にでもなれるのだという事を何度も何度も忘れて気付いたらしがない会社員になっていた自分の人生をとても気に入っている。
今はもうないTwitterアカウントの2014年8月20日のポスト
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絵を観に行こうか、陸上競技のインターハイを観に行こうか少し迷いながら遅い朝食を採っていたところに、高校時代の陸上部の同期から電話がかかってきて誘われたのでインターハイを観に行くことにした。競技自体や、強い興味から離れて久しいが、なにしろ会場がとても近いのだ。
スタジアムはすっかり改装されて面影もないが、高校生が競技する雰囲気は懐かしいだろうと思ったし、出たことのない、見たことのないインターハイはどんなものだろうとも思った。
競技のことはだいたい判らなくなってしまい、どこを見るべきか視点が定まらなかったが、スタンドからの眺めや競技の進行、行き交う選手や補助員の生徒たち、引率の先生らしきおっさんたちのいかにも陸上競技な雰囲気ですら、やはり懐かしい感じがした。
トラック決勝レースの選手コールはたまらなく格好良いと思った。スタート前には蝉の声しか聴こえなくなった。フィニッシュ後に健闘を称え合うような、全国区で顔見知りがいるというすごさに感心した。走り幅跳びで高校生が観客を煽るのを見て「全国区め〜」と歯噛みした(自分ならプレッシャー負けする)。女子選手や混成種目の成績と自分のベスト記録を比べる暗い遊戯もした(勝ったり負けたりする)。(当たり前だが)全国各地から高校生や関係者がやってきて、こんなにたくさんどこに泊まってるんだろうとかどうでもいいことも思った。
競技者だった頃は走り高跳びと110mハードル走が専門で、自分の身長より高いバーに対峙する助走前の時間や、たった一度だけ体験したトラック決勝のコールなど、引退してもしばらく何年かは、ふわっと思い出しただけでも緊張感が走ったものだった。
いつしかそれらが思い出されることも緊張感もなくなってしまったが、今日の女子4継の決勝で、地元の高校のチームが、その最有力の4走が、下馬評どおりにホームストレート中盤で他校を引き離す圧倒的な走力を見せたとき、沸き上がるスタンドと同調するように、背中がゾワッとしたのだった。いいものを見た。
2016.07.31
現役当時、大会のインターバルタイムでは広末涼子の「majiでkoiする5秒前」やプリンセスプリンセスの「DIAMONDS」、井上陽水の「TEENAGER」などがよくかかっていた。
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blue, blue age
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研究室の手伝いも終わって、学校の夏休みも終わった。4年生をふつうに継続する同期たちは卒業制作を本格化させる後期に入り、4年生を中途離脱した僕は夏休みが終わらず、気持ちを焦らせるのだった。
「何かをしなければいけない」ことなど、なかったのに。
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blue, blue age
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設営も終わって会場をうろうろしているときにメーカー勤めの先輩たちと遭遇し、外で煙草をすった。
「ぜんぜんだめになりました」、みたいな話をしたような気がする。
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blue, blue age
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リハーサルの様子を、真正面から監督のように見守る。実際の役柄はおミソ。
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blue, blue age
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休学中の暇と寂しさから手伝っていた研究室の対外発表を翌日に控え、資材搬入やセッティングなどのために、Good Design Presentation 会場の東京ビッグサイトを訪れた。ぼんやりしていたので、発表の内容は当時も今も理解しておらず、荷物を運び設営する人足以上の働きはしなかった。
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「そんな幸福を、僕は、思って見たためしがない。僕は旅行に行ってしまおう。」
2014年8月2日の引用メモ
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夢中で追いかけて baseball weekend baseball weekend……
ATMでカネをおろすために炎天下を歩きながら思い出したユニコーンの歌。脇の中学校では夏休みの部活動。昔アルバム持ってた。
行き先を外れた路地の奥に良い水路を見つけて、中井町から北へ。打ちっ放しの見えるあたりから通りを反対に移って折り返す。心臓病の大きな病院があり、その向こうの旭川の土手の緑が綺麗。死。
そのまま南へ歩くと「幸せの街」が見え、見慣れ感。
気になっていた高架下の喫茶店に入り、アイスコーヒー。アイスでは味が判らないが、冷たいものを飲みたかった。新幹線が頭上を通過して行く。
2014.07.25
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WHAT ARE YOU DOING?
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黄色と白のきれいな洋2封筒がたくさんあって、展示の案内を送るのに使った。
何年も前におしゃれな封筒の手紙をもらって、その返事を出すために買ってきたものだった。「また改めて書くね」とあったので、年に何回かくらい手紙のやりとりがあるかも知れないと思ったけど、それきりだった。
2014.07.08.
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今年の蜂は巣づくりが下手に見える。
毎年春頃になると、どこからか現れた蜂たちが廊下の軒下に巣を盛り始め、今時期にはぶんぶん。晩秋までぶんぶん。
それが今年は一向、盛り上がらない。まあ、下手なやつもいるのだろう。
もう何年もその様子を見てきたが、今のところ頭上のニアミスくらいで済んでいる。故に僕も彼らも生きている。
互いに無害の認識ができているように感じるが、蜂の方にそんなものがあるはずはなく、あるすてきな日に、黒髪の頭を刺されてショック死するかもしれない。
もしそんな物語の著述者であったならば、“そういうものだ”のフレーズで締めくくりたいと思った。
2014.06.11.
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心臓は生命体にとって重要な臓器であるばかりでなく、愛情の王宮であり感情のブラックボックスでもある。
Globe No. 134, 浅野素女, 「Réparer les vivants」への書評より
2014年6月11日のメモ
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林檎の降った街。
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インターネットおしゃれ雑貨店「パリコレ」にて、おしゃれなTシャツを販売しています。構想3年の大プロジェクトが、ついに今夏、待望の NOW ON SALE!
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去年の春のこと。O町のN地下タウンにあったN喫茶が閉店した。暗号解読のアルバイトの休憩にいつも使っていたお店で、80点くらいのコーヒーと、安く食べさせてもらえるメニューがたくさんあった。
N喫茶のなくなった直後の夏期アルバイトでは、いくつかの店をローテーションしながら、いい機会だから仕事をやめてしまおうかとさえ思った。
Nに通うようになったのは3年ほど前。そのときも、それまで通っていた喫茶店が閉店したために他をいくつか検討した末の選択だった。(自分の嗜好に基づく)80点くらいのコーヒーを喫めたし、安く食べさせてもらえるメニューがたくさんあったし、すてきな看板娘がしゃきしゃき働いていた。
小柄のA子はハムスターのような愛嬌があり、僕が食後に寝落ちしていれば声を掛けずに食器を下げてくれたりサービス前にサラダ鉢のフォークの向きをちょちょっと直してくれたりお釣りをちゃんと返してくれる温かみがあった。ポニーテールのB子はすらりとした陶器人形のような小綺麗な美人で、クールな受答えで注文をとり、お勘定をペシッと置いていく様子にゾクゾクした(故にアルバイトの同僚とは「ペシ子」という愛称を共有していた)。もちろんお釣りもちゃんと返してくれた。看板娘たちとお釣りをやりとりするオペレーションを確保するために、いつも千円札で支払いをしていた。
先に居たので「A子」、後から働き始めたので「B子」。店で名前を呼ばれるのを聴いたことがなかったので、とりあえず仮称で認識していたが、そのうちにむしろ名前など知らない方がロマンがあると思うに至った。話しかけるなど、論外。
また、通っているうちに他の常連客もある程度把握してしまうのだった。中でも際立っていたのが「ITおやじ」だった。
ランチタイムを避けて15時以降に訪れる僕と似たような時刻に現れ、本来は客席ではないカウンターに陣取ってマスターや看板娘らと話をして帰っていく。週に3度ほどしか出勤しない僕がほぼ毎回姿を見かけたので、毎日通っていたのではないだろうか。カウンターの後ろ姿しか印象にないが、細身の短白髪の老人で、いつもダークスーツにハイテクなスニーカーを合わせていた。甲高い大きなしゃがれ声で、しょっちゅうiPhoneの話をしていた。新型が出た後は、決まって前機種と比較して速さや新機能などを絶賛していた。そのITトークには、おやじよりずっと若いマスターやチーフのおにいさんも、看板娘も、僕も、誰もついていけない、最先端「ITおやじ」だった。
どうでもいいことだが、ITおやじについてはマスターとの会話から名字を把握している。至極どうでもよい。
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そんなお店の事情や、コーヒーにミルクはいらない僕の事情など、双方に蓄積された様々なお話も、あっという間にお店がなくなって全部おしまい。A子もB子もついに永遠の仮称に留まり、毎日通っていたITおやじは今頃どこでどうして午後の時間をつぶしているのか。iPhone6Sはまだサクサクだろうか。また、春夏秋冬季節毎に偏った期間しか現れない、ケーキセットばかり注文していたのにいつ頃からかホットサンドセットばかり注文するようになったミルクいらない男の正体も、永遠の謎となってN地下タウンとともに更地となって消えた。
そろそろ夏期の暗号解読が始まる季節で、N喫茶がなくなってから1年巡った。今は新しい行きつけを見つけて、それなりに愉しくやっている。
2016.07.20.
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春がきて去年よりずっときれいになることなんてなく、毎年同じように、ほんの短い間まっ白に開いて緑になって散っていく。毎年々々。
この日の晩にお会いした先生は「桜なんか撮ってどうするんじゃろ」と仰った。僕もそう思う。その後、夜桜も観た。そっちはまともに写らなかった。別にいいと思う。
春の気候が好きじゃない。出会ったり別れたりおめでたいのも華やかなのも寂しいのも好きじゃない。
ここに帰ってきて10度目の春になる。すごいな。いろいろ。
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