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日付は変わっていたかもしれない。1日目の終わり。
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四畳半神話大系
著 : 森見 登美彦 | 小説 2005–2008年
角川文庫
Oct. 4–20, 2016 読了
「可能性という言葉を無限定に使ってはいけない。我々という存在を規定するのは、我々がもつ可能性ではなく、我々がもつ不可能性である」
貴君、終わったよ、終わった。2週間にわたる旅が今夜終わった。あんまり感激したので、貴君に伝えようと思ったのだ。
そう書いてしまえば甚だ大袈裟ではあるが、3歩進めば2歩下がらなければ読解できぬ頭脳を抱え近年では年に数冊しか本を読まない遅読家である私が文庫400頁をたった17日で読破した事実は本作の吸引力を過不足なく伝えるものであろう。鉄は熱いうちに打て。
“私”氏の思考回路が理解できてしまう程度に、私自身の学生生活も様々な失敗と思考実験と後悔に満たされ、そればかりか今も満ち満ちているので、できの悪い後輩を応援するような気持ちになる。彼が掴む好機をやっかむほど私の性格は捩じくれていないつもりだが、単純にうらやましいではある。私もあのとき○○だったら——
しかし振り返ればどの年代も適度に不細工で、どこからやり直してもそう大したことにはなりそうにない。結局この程度が関の山だろう。
不可能性の認識は樋口師匠に弟子入りするまでもなく若いうちに獲得してしまい、おかげで穏やかに生きている。この程度が関の山だ。
頻出する馴染みのない地名を刷り込まれながら、京都もいいなと思った。
***
もう10年ちかく昔になるが、地元に戻って仕事もなく、絵画教室で高校生を指導していた時期があった。そのうちの3人か4人だったかの女子生徒たちがいつも仲良くしていたが、ひとりだけ浪人になってしまった。
とり残されたその娘は志望方面が私の専門外だったのであまり接点もなかったが、梶井基次郎の「檸檬」が好きだというので少し趣味の話をしたことがあった。バンプ・オブ・チキンと森見登美彦が好きだと言っていたのを思い出した。
一浪で合格して友達を追って他所の大学へ行ったが、もしこの本を読んでいたのならきっと、幻の至宝「薔薇色のキャンパスライフ」を手に入れたであろう。それがどんなものであっても。
暗号解読事務所同僚の人妻のおねえさんから、ある日の帰り際に呼び止められて唐突にお薦めされたのが本作のアニメ版で、そちらがファースト・コンタクトであった。原作本も読んだ今にしても、映像作品としての程よいアレンジの加わった良作であった。
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知らない土地へ運ばれてしまおうと北行きの列車に乗ったものの、途中で不安になって拝島で降りた日。
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川崎和男がリムジンでやってきた日。
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都内某最高学府構内にて内ゲバを観測した日。
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悪夢の香/Perfumed Nightmare
監督 : キッドラット・タヒミック | 映画 1977年
宇野港芸術映画座/玉野市 宇野港野外トレーラー劇場
Aug. 21, 2016 鑑賞
欧米以外の地域における「近代化」というのは、ほぼ「欧米化」と同義であるように思われる。いろいろな物事が先行文明の恩恵で快適明解になる一方、土地固有の風習や産業が失われたり、もはや珍しいものとして保護の対象になったりするのは、現代世界の至る所で進行中の事象だろう。もちろん日本でも。
映画で描かれたフィリピンは、植民地化を免れた日本に比べて複雑で、悲惨な経過を辿った。16世紀からのスペインの支配に始まり、19世紀末からは米国がとって代わり、第二次大戦後の独立以降もその強い影響下で近代化が進んだ。
主人公(=若き日の監督)の暮らす村でも、伝統技術の継承者不足や、変わっていく生活への戸惑いようなものの渦中にあった。昔を知る母親や、父親の弟子にあたる兄貴分は、消え行く暮らしを憂いつつ、大きな流れに抗うことができずにいるが、キッドラットは科学技術や欧米文明への強い憧れを抱いて暮らしている。米国人のビジネスマンに勧誘されて欧州へ旅立つことになったキッドラットが、若干の感傷に浸って参加する村の祭りで祀られているのは、もはや土着の信仰と成っていたマリア像なのだった。
80年代の都市育ちの僕にとって日本的なものとは、どちらかと言えば非日常の、イベントであったり学校で習うものだった。床の間のない四角い家に住み、着物を着たことがない。それでもなんとなく、「和風」というものを理解できる程度には日本人なのかな。
グローバル化を長い目で見れば、人類の平均化でしかないのかもしれないが、混じり合う流れをコントロールすることは不可能だろう。現存の文化も過去からの流れの離合集散の経過でしかなく、それならば今後も、人種や文化バックグラウンド、気候風土の違いなどから、化学反応のように新しいものが勝手に生まれるような気もする。
映画に出てきたフィリピンのジプニーのような、外のモノを土地のイロに染めたもの。保守だけではなく、受け入れて変わること。
パリの街で、屋台の物売りたちが大型ショッピングセンターに抗議をしていた。40年前の映画。今も何も変わっていない。同じことを繰り返して、失われた後で嘆く。
悪夢の甘い香りを漂わせる米国人ビジネスマンの風貌があからさまにインチキくさく、コントかと思うほど悪役声で可笑しかった。ブラックユーモアだろうと解釈。
宇野港芸術映画座 | Uno Port Art Films
今年もトレーラー劇場でビール飲みながら鑑賞できました。
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そんで\横浜優勝/したと思ったら三浦引退。ようやくチームに明るい兆しが見え始め、三浦がいるうちにリーグ優勝もできるかもと思った矢先でありました。矢先1日。
会見では“勝てなくなったから”辞めると言っていたけど、投手陣がようやく整って、自分の助けが必要ない、名実ともに「エース」でいる必要がなくなったことを、自身が長いこと望んでいた状況が訪れたことを感じたのもあるのではないかな。
引退試合となる横浜最終戦はまだ順位争いの中と思われますが、戦力として5イニング以上きちっと投げて、先発勝利でいろいろなものをお土産に引退してくれたら最高だと思うし、ハマスタで村田などにたくさん本塁打を提供してK.O.されるのも、三浦さんらしいなと思う。
2016.09.20
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もし岡山あたりに暮らしていて犬島に行ったことがないなら、行ってみるといい。船とバスの時刻はよく調べて。
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横浜DeNAベイスターズは今日も優勝し、クライマックス・シリーズ(CS)の出場権を初めて獲得しました。すごい。CSにはNPB全12チームのうち6チームも出場できるのですが、とにかくすごい。
クライマックス・シリーズというネーミングはダサいと思いますが、とにかくめでたい。
ベイスターズの観測を始めたのは10年くらい前なので、大洋時代はもちろん前世紀末に実在したというリーグ優勝も知らないにわか者ながら、ここ10年間だけでも充分すぎる暗黒時代を堪能できました。もうおなかいっぱいです。
どんな展開でも安心できない/しないように訓練されているので、全く何も期待していませんが、いや、もしかすると、荒削りながら若い主力選手たちを揃えて、今後星の煌めき眩しい黄金時代が訪れるのではないかと、いやいや。いや、しかしですね、簡単に融資しちゃう“横浜銀行”なんて云われてきましたけど、貸しは返してもらうものだろ。
それはともかく、今年は少し増えた試合がただ楽しみで。
2016.09.19
\横浜優勝/
横浜ベイスターズが、対戦チームより“優”れていたので、試合に“勝”った、という意味であり、リーグ優勝とか日本シリーズ制覇などを示すものではない。
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