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「お土産買わないんですか?」
「うん」
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「ひとり暮らししてたとき、肉は高いからあんまし買ったことなくて根菜ばっか食べてたらだんだん歯茎が減っちゃって」
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「だって小野さん美大卒ですよねっ」
「絵のことは不勉強だからぜんぜん知らないよ」
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マウリッツハイス美術館展でフェルメールやレンブラントの絵画を鑑賞しながら小耳に挿んだ他人の感想
絵が上手いわねえ〜
ご婦人A
スゲー、写真みたい。同じ時代の日本のなんか比べ物にならんわ
青年男子(彼女有)
まあ大きい。前に立たれると何も見えないわね
ご婦人B
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一昨年のことになるが、「真珠の耳飾りの少女」を眺めるために神戸まで出掛けた。男女7人、秋の遠足。
ある晩、携帯電話宛にメールがきた。「小野さんは車運転できますか?」「免許持ってない」
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今年もカレンダーを作りました。
PDFファイルも用意しておりますので、お気に召されたなら一年間かわいがってください。サイズは A4です。
PDF FILE: 2014 calendar
全国のセブンイレブンのコピー機からも出力できます。1月13日まで。
【コピー機メニュー】
→【ネットプリント】
→【プリント予約番号 89315444】
1枚¥20
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新年あけましておめでとうございます。
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東横線で日吉に向かっていた。窓の外を眺めていると、多摩川の景色が流れて行った。撮れば良かったと思った。
東京生活の最後の1年半、横浜の日吉で暮らしていた。その前に住んでいた相模原のアパートの取壊しで移ってきたが、日吉でも取壊しで出て行くことになった。職がなく、次の住居は借りることができなかった。
日吉を訪れるのは引越しの日以来、7年ぶりだった。駅周りであの店やこの店が残っていたり見つからなかったりを確認してから、暮らしていた町の方へ向かった。駅から20分ほど歩いた先だった。
道をよく憶えていなかったのに、なんとなく進んだ角を曲がる度に見覚えのある景色が開け、そして赤門坂という長い下り坂に差し掛かったとき、傾いた陽が正面いっぱいに差して、いろいろなことを思い出した。後頭部が痺れるような感じがした。あとの道順は鮮明だった。
商店街を抜けて、銭湯の前を通って、暮らしていたアパートの跡地に辿り着いた。小綺麗なアパートが建っていた。当時の痕跡は見当たらず、驚くほど何の感慨もなかった。
とりあえず写真に撮って少し考えてみたが、立ち去るしかなかった。
鎌倉に行こうと思った。日吉駅と反対の綱島駅へつづく山越えの道を歩いた。当時つき合っていた彼女をよく送って歩いた。山の上から、西日に染まった日吉の集合住宅群がよく見えた。
江ノ島のあたりも行ってみたかったが、歩く元気はなかった。横浜からまっすぐ鎌倉へ行って、喫茶店でコーヒーを喫んで時間をつぶそうと思った。
鎌倉の小町通りのにぎわいを尻目に、細い路地の奥にいつ以来かのミルクホールを訪ねた。入口の棚に並べてあったきれいなDM(観に行けはしないが)とミルクホールタイムスを拾って、できるだけ小さなテーブルをとった。コーヒーと、高価くて昔は手が出なかったチーズケーキを頼んだ。
暖かい暖房でたまに居眠りをしながら、コーヒーをちびちびすすりながら、ケーキを崩しながら、ミルクホールタイムスの端から端まできちんと目を通したのは初めてだったかも知れない。横浜駅前22:30発のバスまで、まだだいぶある気がした。ノートを開いて翌日からの猛烈な日程を確認してみた。日程のことより先へは思考が進まなかった。
17:41、横浜に住んでいるらしい友人にメールを送ってみた。「唐突ながら何故か鎌倉に居るので横浜でお茶なり夕食なり如何か」
17:50、簡潔な返信。「横浜西口で1930」
ミルクホールタイムスをもう一部拾って店を出た。
約束の時刻の前に横浜駅に着き、待ち合わせ場所と思しき地点に立っていた。動体を追う目が疲労で泳いでいたが、じっとしていれば見つけてくれると思った。実際、友人は突然目の前に現れたように見えた。この日初めて、他人とまともな会話を交わした。
昔暮らしていたアパートの仲間だった。店を探しながら久しぶりの話がいくらでもできた。崎陽軒で乾杯をして、シウマイや小籠包をつついた。「明日入籍するんだ」と言われて、付き合いも何も知らなかったのでびっくりしたと同時にまずい日に声をかけたと思ったが、これ以後となるとさらに面倒なのである意味では良かったのかも知れない。いろいろ励まされたような気がした。
「帰りに読んだら?」と、バッグから取出した本を渡された。田口ランディが女性だと初めて知った。夜食にとKitKatも渡された。僕は鎌倉の喫茶店で拾ったフリーペーパーをあげた。
22:08、コンビニで水を買った。22:30、たぶん予定通りバスは発車したと思う。進行方向が逆であることを除いて、24時間前とほぼ同じ状況で9時間半拘束され、32:00、たぶん予定通り岡山駅の西口で降車したと思う。もらった本は読めなかった。
出発前は夜に光っていた駅ビルが、鋭い朝日に漂白されていた。34時間足らずでまた同じ場所に戻ってしまった事実を、歩いて帰りながら、なかなか受け入れることができなかった。
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帰らなければならなかった。
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激突! | Duel
監督 : スティーヴン・スピルバーグ | 映画 1971年
Nov. 14, 2013 鑑賞(再)
ごく一般的なさえない中年のおっさんがトレーラーに追いかけ回されるだけの映画なのに、90分間最後まで飽きることのない怪作。若い日のスピルバーグ脅威の手腕。
おっさんが対決を決意する場面でカメラが寄るカットのかっこ良いこと。
アメリカの田舎のハイウェイの描写(ラジオ放送や飲食店など)も、外国を知らない僕にはとても興味深く愉しいものだった。今でもあんな感じなのだろうか。
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